研究概要

高い透過力を持つ素粒子ミューオンを用いて、理学と工学の異分野融合の研究手法により、アトメートルからキロメートルを可視化できるマルチスケールミューオンイメージングを確立し、基礎研究から社会実装に幅広く貢献する次世代の基盤技術・学問領域を切り拓きます。ガス検出器を用いたリアルタイムミューオン検出により新しい素粒子現象を探求するとともに、原子核乾板を用いてピラミッド、火山などの巨大構造物の三次元的な可視化を実現します。また、同可視化法の応用により堤防の科学的な安全管理を世界で初めて実現します。さらに、ミューオン加速技術の探究により、持ち運び可能かつ時間と空間のどちらにも高い分解能で物体を透視するミューオン加速器の基盤を作ります。

計画研究

• A01

  ガス検出器を用いた
  リアルタイムミューオン検出による
  素粒子現象の探求

• A02

  原子核乾板による
  ピラミッド・ 火山の
  三次元ミューオンイメージング
  と対象の多彩化

• A03

  河川堤防のミューオンイメージング：
  非破壊探査方法の革新と
  水―土の力学の深化

• A04

  ミューオン加速で切り拓く
  ミュ ーオンイメージングの新時代